セルジオ越後氏にもの申す

サッカーダイジェストの高校サッカー選手権速報号
ここに掲載されているセルジオ越後氏のコラムが
あまりに的外れなので一言。

全部は載せられないので要約すると

①伝統校が勝てない=全国の高校が拮抗してきている。
 それは、高校全体のレベルが下がってきているから。

②何故なら、城や小倉のように、高卒でJ即スタメンという
 スーパーな高校生がいない。

③解決策は、限られた高校の限られた選手だけにサッカーをやらせれば
 もっと能力は伸びる⇒補欠はいらない


これだけ読めば突っ込みどころが満載なのはわかってもらえると思う。

で、一つずつ反論してみると
①高校のレベルは明らかに上がっている。
 個のレベルも組織としてのレベルも、一昔前の社会人リーグより
 上なのではないかと言うくらい。
 
 確かにユースが確立されてきて、優秀な選手が流れたという時期も
 あったけど、それがかえって高校のレベルの底上げにもなり
 全日本ユースで流経大柏が優勝したように、
 Jのユースが必ずしもトップレベルなのかというとそれは間違い。

②ここ最近で高卒スタメンの選手はかなり減ってきている。
 が、それはJのレベルが少しずつながらも上がってきているからで
 決して高校生の能力が下がっているからではない。

 ここで城や小倉の名前が挙がっているが、リアルに見てきた感想として
 大前は彼らの高校時代よりはるかに上手い。
 (大前はコラムに名前が出ているので)

 さらに言えば、平山や伊藤翔のように、直接海外に挑戦できる選手が
 出てきている分、昔よりもよっぽどスーパーだと思う。
 今はそんなスーパーな高校生がJにもたくさんいるようになり、
 そこから成長している分、なかなか開幕スタメンには名を連ねないが
 Jに出れないからスーパーじゃないってのは大きな間違い

③限られた選手だけができるスポーツになんの魅力があるのか?
 100校で30人くらいの編成になったら、全国で3千人しか
 その競技に高校で参加できる人間がいない。
 それなら試合には出られるかもしれないけど、それが魅力的な
 スポーツになるのか?
 
 スポーツを支えているのは選手でも協会でもなく、
 サッカーファンであることを忘れてはいないだろうか?
 
 ピラミッドの頂点にあるJ、そこを目指す大学、高校、ユース
 そして中学生や小学生と裾野は広がっていき、
 それ全体をサポート、応援するのがサッカーファンというのが理想
 
 頂点までを寸胴にしてしまっては、逆に全体のレベルは落ちるし、
 サッカーへの興味は薄れてしまう。

 それに、高校で補欠になった選手が何故試合に出れなくても辞めないかを
 考えて欲しい。
 いっくら練習しても試合には出れない。でもサッカーが好きだから続ける。
 そんな補欠組を見て、試合に出ている選手はもっと頑張る。
 そこに掛かるプレッシャー、試合に出ている選手をサポートするという
 社会に出てからも役に立つ、精神力まで鍛えるのが高校の部活であって、
 サッカープロ養成所ではない。
 
テレビの解説などで名前が出ている人なだけに、発言力の大きさを
しっかり考えてから執筆して欲しいと思う。

乱筆長文に付き合ってくれた方ありがとうございます。

サッカー全日本大学選手権観戦記

高校サッカー選手権の前日。
同じ国立で行われた大学日本一を決める戦いを見に行きました。

この日は陽は出てるものの、風が強くしかも冷たいので
非常に辛かった・・・

1試合目の女子は最後の方だけちらっと見ましたが
結構レベルが高い。
2年前くらいに見た女子日本代表よりも全体のレベルは高いと思いました。


そして2試合目。
今期マリノス入団の兵藤率いる早稲田と、
マリノスユース出身富井がいる法政の対決

序盤は様子見なのか、激しさはないものの、決定機は法政の方が
多く作っていました。

肝心の兵藤は、チームが右サイド(兵藤は左)でのプレーを
多く選択した為、なかなか見せ場は訪れず。
ポジション的にも少し下がり気味ではあったので、
途中で一度見せたミドルだけという感じでした。

逆に富井はボランチの位置から結構ゲームコントロールをしていて
法政優位な序盤を演出するキーマンになっていました
ある意味本田より良かった。テクニックも高いだけにこの先が楽しみです。

後半に入って徐々に早稲田が盛り返し、右サイドの松本がチャンスを作ると
左から走りこんだ兵藤が冷静に右足を振り抜きゴール

富井が交代してからの法政は中盤が作れず、2失点目をしてからは
早稲田が引き気味になったこともあり、カタチが作れずに敗戦

兵藤は少し疲れがあったのか一歩目が少し遅かったけど、
パス&ムーブが体に染み付いているようで、面白い存在でした。
シュートも良かったし、クロスもいいところに上げていたので
今期の即戦力として期待大です。

大学MVPも兵藤でした。


個人的には、早稲田の松本と、法政の富井も楽しみな存在です。

3部にいた早稲田を大学日本一に導いた大榎監督も素晴らしい。
来期はエスパルスのユース監督だそうで、
マリノスユースは大丈夫でしょうか?

そうそう法政には水沼さんがコーチとして就任するそうで、
そこで再度経験と実績を積んで、またマリノスに帰ってきて欲しいですね。

高校サッカー選手権決勝観戦記

忘れないうちに先日の高校サッカー選手権決勝の観戦記を。
(他を忘れたわけでは・・・)

静岡の藤枝東と、千葉の流経大柏という
サッカーレベルの高い県の代表同士が対戦ということと、
近県ということが重なり、国立は1時間前から8割近くが埋まり
試合開始間際には立ち見まで。

高校サッカーの変わらない人気みたいなものを垣間見ました。

試合は大前率いる流経大柏の個人技の高さと
河井を中心とした高度なパスサッカーの藤枝東
どちらも技術レベルが相当高いので、驚嘆させられるばかり。

細かい内容はテレビとか、専門家のコラムの方が分かりやすいので
そちらを参照してもらうとして、今回は個人に注目してみました。

その中では抜きん出てたのはやはり大前。
全日本ユース、インターハイと得点王になり、
今回も準決勝で4得点と大爆発。

準決勝も見ましたが、とにかくボールの捉え方、
足の当て方が巧い。
シュートだけでなく、ダイレクトパスも難しいトラップも
すべて足のココってところに当てられる。
動体視力がいいのかも。

それは準決勝で見せた、左から来た素早いグラウンダーを
足元に入ったにも関わらず上手く押し込んだシュートや、
決勝の1点目に決めた、相手DFでブラインドになったボールを
ドンピシャで決めた左足のダイレクトボレーなど。

そしてポジショニング。
FWにとって一番大事なボールがこぼれそうな場所への野性的な勘
そこに誰かいればってところにいるのはやはり才能なのでしょうか。

体が小さい割に、高校レベルではDFを背負えるものの、
Jに上がってからはちょっと苦労しそう。
それを補って余りある才能があるだけに、2,3年したら怖いかも・・・
しかも若手が伸びる清水だし・・・

対する河井も超高校級。
決勝は封じられてしまったものの、ボールコントロールや
パス能力は秀逸
藤枝東のサッカーを全国に知らしめたでしょう。

他に気になったのは、
流経大柏の田口選手
まだ2年生ながらレベルが非常に高く、来年度の中心選手になるでしょう。
U-17にも入っていたし、今後に期待です。

もう一人は同じく流経大柏の7番中里選手
ボランチの位置から冷静かつ大胆にボールを左右に散らし、
ゲームコントロールは彼のしわざではないかと。

というところで今年の高校サッカー選手権は終了。
年々レベルは高くなって面白い対戦が見られるので
まだな人は是非。

そういえば、鹿実の赤尾、野洲の楠神、遠野の小島は今頃どうなってるんだろう?
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